International Watch co. 18K.Y.G.ラウンドケースオートマチック 紳士用

商品価格(税込)198,000円

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ITEM DETAIL
OMG No. 10285
モデルネーム
Ref.
Serial.
ケースNo. 16*****
機械No. 15*****
キャリバー C.853
製造年代 1960’S
材質 18K.Y.G.ラウンドケース
ブレスレットベルト素材
ケースサイズ φ35mm

 

¥198,000

Description

スイス・シャウハウゼンにアメリカ資本で創設されたインターナショナル社は堅実な時計製造とある意味アメリカ的な量産式製造方法とは違った、スイス式時計製造で世界でも有数の時計メーカーへと成長遂げました。1960年代後期の機械時計メーカーを襲った所謂クォーツショック、電池時計が主流となって行く事が徐々に明らかになった時を境に、機械時計をより進化させ続けたメーカーと電池時計にシフトする、または品質を下げてその後の電池式時計の価格変動に対応したメーカーの差は後の時計メーカーとしての「信頼」に大きく差をもたらしました。 機械時計をひたすら作り続けたメーカーは今日一流のメーカーとして堅実な語りえる伝統を残しております。 インターナショナル社はクォーツショックに対して、自動巻きを進化させ続けたり、インジュニアモデルのように耐磁機能として最高の機能を追い求めたメーカーです。 今日有数の機械式時計メーカーとして評価されているのはそうした積み重ねの結果と云えます。 この時計はインターナショナル社の自動巻きの当時の技術責任者、アルバート・ペラトン氏が開発した独自の自動巻き機構(後にペラトン方式と呼ばれる)の一つです。現在の殆どのメーカーが切替車を使用した巻き上げ方式を採用している機構において、切り替え車の摩耗が将来的に必須であることに対して、アーム巻き上げ方式としたこの機構は同社ならではの優れた自動巻き機構といえます。 インターナショナル社の紳士用自動巻きキャリバーの変遷でお話しますと、キャリバー81が1950年頃完成したと言われておりますが、殆ど見る事の少ないキャリバーと云えますのであまり多くは作られなかったものと思われます。 続いて85(1950年)、852(1952年)、8521(1953年・末尾1はカレンダー機能付き)、853(1958年)、8531(1959年)、854(1964年)、8541(1964年)と続きました。このキャリバー853は1957年から1962年までに約8万個製造されたキャリバーとなります。852、853、854とほぼ同じ構造のものですが、853は852のキャリバーのバランスホイールに改良が施されたものとなります。 ゴールドのケースに文字盤インデックス、針がホワイト系仕様と少し様変わりの時計ですが、全体に初期の同社の自動巻きの典型的な上品なデザインとなっております。